■ ID | 440 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 外生菌根菌に感染したアカマツ実生苗に対する高濃度CO2の影響 −地下部の動態観察を中心に− |
■ 著者 | 三輪誠
埼玉県環境科学国際センター 米倉哲志 埼玉県環境科学国際センター 嶋田知英 埼玉県環境科学国際センター アマウリ・アルサテ 埼玉県環境科学国際センター 小川和雄 埼玉県環境科学国際センター 奈良一秀 東京大学アジア生物資源環境研究センター |
■ 出版元 | 日本森林学会 |
■ 出版年 | 2004 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第115回日本林学会大会、平成16年4月2日 |
■ 抄録・要旨 | 大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は、地球規模で上昇している。これまでに、このような大気CO2濃度の上昇が樹木の生長や生理機能に及ぼす影響を調べた多くの研究が存在する。しかしながら、大気CO2濃度の上昇が樹木と共生する菌根菌の菌根や根外菌糸体の形成など、樹木の地下部動態に及ぼす影響を調べた報告はほとんどない。そこで、本研究では、外生菌根菌であるコツブタケに感染したアカマツ実生苗に760ppmCO2を暴露し、根全体の動態と菌根および根外菌糸体の形成状況を平箱法を用いて調べた。
その結果、コツブタケに感染したアカマツ実生苗に760ppmCO2を暴露すると、根の伸長生長と菌根形成および根外菌糸体の拡大生長が促進された。しかしながら、これらの促進効果は、実生苗の育成段階で異なった。 |
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